股関節唇損傷手術記

【股関節唇損傷手術記#15】術後23日目。

今日で股関節唇損傷後修復術後23日目。

現在の運動機能と動作能力を備忘録的に綴る。

この記事はスポーツ復帰や元のADLに戻ることを目指す股関節唇損傷修復術を受けた方々の参考になると思うので、気になる方は最後まで見てほしい😋

また、股関節唇損傷修復術後のリハにも役立つと思うよ🤓

現在の状態

股関節筋力

徒手筋力テスト(Manual Muscle Test;MMT)

  • 屈曲、伸展、外転、内旋は3レベル。
  • 内転、外旋は2レベル。

背臥位・伏臥位ではお尻を締めるように力を入れることは可能も、立位では股関節外側の術創部が痛くなり筋力発揮困難。

背臥位でのお尻上げ運動でもほとんど収縮を感じず、お尻上げ状態での足踏みで収縮し易くなるも、健側よりは弱い状態。

歩行も当然、患側立脚期の臀部収縮は触診で感じられない状態である。

考察

  • 大殿筋は股関節伸展作用+外旋作用がある。一方、術部の小殿筋は内旋作用、大腿筋膜張筋は外旋作用、腸骨大腿靭帯は股関節伸展位で伸張され、関節包前部も股関節伸展位で伸張される。
  • なので立脚期では股関節屈曲位から伸展位になるため、術創部に伸張ストレスや収縮ストレスが多く加わるため、大殿筋の収縮が痛み抑制するために入りにくいと考える。
  • 大腿骨頭が求心位でなく、短縮している術部方向に偏移していることも筋力発揮しにくい要因と考える

なので術部の組織修復状態である現状、うまく筋力発揮できなくても当然であり、うまく歩けなくても仕方ないので、過剰に硬くなり過ぎないアプローチが現状では必要かと考える。

対策

術創部のマッサージ

大腿骨頭求心位のための知識

参考文献↓

大腿骨頭求心位のための運動方法↓

 

股関節屈曲運動は、股関節前部が手術により切開・縫合され、組織修復の治癒過程により短縮して硬くなるので行いにくい😂

なので筋力はMMT3レベルだ。

これは改善する運動は案外難しい。

自動解除運動のエルゴ駆動は股関節が詰まって痛くなるんですね~🤓

なので、術後4週目の現状は、まだ立位でのドローインでも術創部に軽度伸張痛や伸張感が生じるため、ドローインでしっかり伸ばすだけでもいいんやないかなーと考える。

伸ばした後は動きやすい感じなので。

痛み

  • 背臥位で股関節前部に伸張痛
  • 左側臥位で股関節前部と外側部に詰まり感の痛みあり
  • 歩行時は、立脚期に股関節前部と外側部に痛みあり。
  • 軽度knee bent walk様に下肢全体を曲げて歩くと、股関節前部が伸張されないためか痛み軽減して安定して歩行し易くなる

感覚障害

  • 左側臥位になると、右母趾・示趾にややしびれ感生じる。
  • その他の場面ではほぼ正常

考察は割愛します。また気分がのればその時に。そんな必要もないかと思う🤓

まとめ

  • 一日一日良くなっているのを実感するが、一番困難なことは股関節屈曲運動であり、これができないと意外にADLが不便だよ。
  • 股関節屈曲運動のリハは、自動介助運動が現状適していると思うがエルゴメーター駆動は詰まりやすいので、いつでもどこでも簡単にというのは案外難しいよ😂
  • まずは股関節前部をのばすために、立位でおなかをひっこめるドローインでいいと思うよ😇
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