股関節唇損傷手術記

【股関節唇損傷手術記#17/術後31日目】現在の状態について

こんちゃ、こんちゃです🐸

本日で術後31日、まる一か月経過しました。

きりがよいということで、術後1ヶ月経過時点での状態とそれまで苦労したこと、気づいたこと、やって良かったことや感じたことなどを綴ってみます。

本記事は股関節唇損傷修復術後の経過で不安に感じている方の参考になるべく綴りますので、興味ある方はご覧ください😋

術後経過は術前状態と強く関連するため、術前状態については以下の記事をご覧ください

【股関節唇損傷手術記#16】予後に関わる僕ちゃんの術前状態とポイント解説こんちゃ🐸カエルちゃん、クルクル!カエルちゃん、くるくる(^^)/ https://www.youtube.com...

現在の状態

基本動作・ADL

全て自立。

歩行は独歩可能も、跛行なく歩ける連続歩行距離は10mが限度。しかも、長時間背臥位で休息した直後の条件付き。

座位後に歩き始めると跛行出現し、独歩で連続30m以上歩くことは困難なため、スーパーでの買い物はカート必須。

上記条件で独歩可能となったのも今週の5週目からなので、プロトコール7週目から始まるRunning Progressionが行えるか疑問である😂

プロトコールはYouTube動画「UOEH sports seminar Lecture series 1 股関節鏡視下FAIと股関節唇修復手術の術後リハビリテーション」より画像引用しました。

ただ、プロトコール5週目までは順調なので、6週目もしっかりリハします。

椅子座位は股関節前部の痛みにより連続20~30分が限度です.

ただ、癒着予防のため術後3か月は20分以上座らないようにし、20分座ったら横になることを指導されています(Sportsmedicine 2020 NO.217 P15:股関節鏡術後のリハビリテーション)。

なので20分以上座ることはダメなんですね~。

退院後自宅生活で守れているかというと・・(‘ω’)

そんな椅子座位後に歩き始めると、術部が短縮して伸びにくくなっていることから、大腿骨頭も股関節求心位から外れている感じで、まともに歩けない状態です。

その点が、予後に対し最も不安なことですね😂

座位活動が20分以上できないとなると、ほぼ寝たきり⁉

僕ちゃんは週3回の外来リハ以外は町営プールだったり、ジムだったり自宅自主練したりしているけど、それでも日中は立位活動時間は少ないです。

この点は自宅でStanding deskでPC作業できなくはない

もしくはこんな感じ↓

座位は座位やけど普通に座るよりは股関節にはいい。

そんな感じで工夫した療養生活を送る必要がありますね😋

僕ちゃんの愛用椅子。Bauhutte (バウヒュッテ) ゲーミングチェア↓


 

運動機能

筋力は、徒手筋力テスト(Manual Muscle Test;MMT)において術後23日目は以下の通りでした。

  • 屈曲、伸展、外転、内旋は3レベル
  • 内転、外旋は2レベル。

そして術後31日目は以下の通りです。

  • 屈曲、伸展、外転は3レベル
  • 内旋・外旋は4レベル
  • 内転は3レベル。

内転、内旋、外旋が筋力発揮しやすくなりました。

また、立位では股関節外側の術創部が痛くなりお尻を締めることが困難だったことが、かなり行えるようになりました。

この要因は、股関節ポータル部の痛み軽減が主と考えます。

以前は骨盤後傾させるために力を入れるだけでも痛かったのが、疼痛自制内で運動を行った影響か、組織修復の影響か、痛みが軽減してきました。

なので股関節外転筋力も発揮しやくなったと実感しています。MMTの検査上、検者がいないので4レベルテストできないため3レベルのままにしています。

今、困っていること

骨盤後傾運動のみでも依然、ポータル部に伸張痛が残存していることです。

この要因として考えられることは以下にまとめます。

  1. 縫縮した関節包前部の伸張性低下
  2. 切開・縫合した腸骨大腿靭帯の伸張性低下
  3. 関節包縫縮部位とその近くにあるillicapsularis(関節包筋)、大腿直筋refrected head及び大腿直筋directed headの滑走性低下
  4. ①~③の部位の癒着

骨盤後傾の小さな動きでも大腿骨頭が前方へ移動しますが、このような小さな動きでも術部に癒着や滑走性低下あれば、伸張感・伸張痛を感じるかもしれません。

徐々に伸張感・伸張痛は軽減してきていますが、最後のひとのばしのところでは残存しています。

やはり最も深層術部で伸張しにくいからなんでしょうか⁉

これが消失すれば、股関節前部に関わる運動機能はもっと改善されるかもしれませんね。

ほんで、①ベッドで寝ている姿勢から脚をあげることがしにくいこと(いわゆるSLR)、②股関節最終可動域まで自動運動しにくいことが、今困っていることのひとつであり、今後の最大不安点です。

①②ともに骨頭を後方へ押し込みながら自動運動すると、動きやすくなるんですねー。

②は歩行時に股関節を120度くらいまで上げようとすると自動運動では90度が限界も、大腿骨頭を押し込むことにより左右差なく動くことができます

これでわかることは股関節求心位から大腿骨頭が外れている可能性があることです

なんで、関節包の組織修復期間まではうまく自動運動しにくいでしょうし、今は可及的改善を目指して、股関節求心位への運動療法を一番に考えてます。

 

今日はこれでおしまい😇

POSTED COMMENT

  1. みち より:

    初めまして。
    股関節唇損傷の記事、全て拝見させて頂きました。
    大分県在住、40歳で陸上(5000mからマラソンまで)してます。
    今年の別大マラソン後から右股関節痛があり、先日MRIにて右股関節唇損傷と診断されました。
    運動器カテーテル治療や手術を考えていましたが、あまりにも情報がなく困っていたところ、こちらのブログを見つけることができました。
    ありがとうございます!
    今は20分程度のジョグをキロ6’30で2日すると、歩くのも痛くなりますので休足中です。
    休むと歩行時の痛みはほぼなくなりますが、しゃがんだりあぐらをかいたり、車の乗り降り時は痛みを伴います。
    大分県では多分手術はできないようなので、するとしたらこんちゃさんと同じ、北九州の病院で考えております。

    • kwaz23 より:

      こんにちわ。
      怪我による生活しにくさや不安等について心中お察しします。
      発症後、約2か月ですね。経過観察中と推察しますが、よくなることを願っています。
      保存療法の方法も術後のリハ内容と概ね変わらないので、無理せず運動してくださいね。
      もし手術することになっても、北九州の先生方は皆さん人柄も良いのでご安心ください。
      ご拝見及びコメントいただき、ありがとうございました。

  2. みち より:

    コメントありがとうございます。
    心強いです。
    金曜日に県内のスポーツ外来を受診します。
    情報ありがとうございます^_^

  3. kwaz23 より:

    お大事に下さい。こちらこそありがとうございました。

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