股関節唇損傷手術記

【股関節損傷手術記#11】術後15日目 全荷重開始!

今日で術後15日目。いよいよ全荷重開始となった。

リハ室で初練習した結果、もちろん上手く歩けなかった。

術部股関節の不安定性を感じた。

装具による股関節伸展制限のみならず、股関節前・外側の術部硬化による伸展制限により、上手く荷重ができなかった。

股関節不安定性は、関節包切開により関節の位置を知らせる固有受容器が関節包にあるが狂ってしまっているので、不安定となるのは仕方ないと考える。

また股関節伸展制限により、殿筋群の筋力発揮も不十分となるので、歩きにくくなっても仕方ないと考える。

なので、しっかり歩けるようになるには関節包の修復、関節構成体の柔軟性獲得による可動域改善、並行しながら筋力改善が必要。

組織が修復する時間的経緯は一般的に表層の組織ほど早く、皮膚は1~2週、筋肉は3週、腱・靭帯・関節包は6~8週である程度の修復が得られると言われている。

なので術後約2か月は、きれいに独歩できるには時間要するものと考え、焦らずじっくりやっていこうと思う。

しかし、そんな中でも即時的に独歩が安定する方法があるので、それを綴る。

その方法は、①一足分の歩幅で歩くこと、②両手を両肩の上にのせ、胸椎をしっかり回旋するようにしながら歩くこと。

そうすると、かなり行い股関節の不安定性は軽減し、即時的に安定して独歩できるようになりました。

その理由として、歩幅の狭さに関しては重心移動量減少に伴う筋力発揮の必要量減少にて、低下している筋力でも対応しやすくなったことと考える。

胸椎の回旋に関しては、運動連鎖として骨盤も同側方向に回旋しやすくなる。

例えば右足を出すときには、誰でも自然と右腕は後ろにひいているがその際、右の胸椎・骨盤を大きく後方へ回旋するようにする。

そうすると骨盤の右回旋運動により右股関節は屈曲運動しやすくなるが、骨盤が後方に回旋している分、前方への振り出し幅は短くなる。

そして、歩幅狭小化による必要筋力が軽減され、低下した筋力でも支持しやすくなると考える。

また胸椎回旋運動により、腹斜筋群が収縮しやすくなるので、骨盤は後傾運動しやすくもなる。

そうなると骨盤後傾作用の大殿筋も収縮しやすくなるため、立脚期の大殿筋作用に伴い中殿筋・小殿筋等のアウターマッスルや股関節深部筋群等も共同収縮し易くなるので、安定して歩き易くなると考える。

なので、個人的にも実感した歩幅狭めて身体をひねる歩き方はおすすめだ😁

股関節唇損傷後リハの動画でも紹介されている。大変参考にさせていただき、有り難かった!感謝😃22:44〜参照ください。

そして退院日が近づくなかで、外来リハが課題となる。

一般的なスポーツ障害ならどこでもいいが、股関節唇損傷後鏡視下術後となると、まだまだ病態が認知されていないので病院をしっかり選ぶ必要がある。

しかし、退院間もない状態では自動車運転できたとしても、長距離長時間だとやはり不安が残る。

急な事故回避のための足の操作も自身がない。

かといって毎回、家族に送迎頼むのもしのびないので、近隣病院を探すことになりそうだ。

個人的にも全く知らない地域よりも、自宅近隣で親しみある地域の方が通いやすい。難しいとこである。

いずれにしても、北九州でオペしていただいたDr.及びリハしていただいたPTの方々には感謝しかありません!

ありがとうございました😁

同じリハ職・医療職としていつか恩返しできたらと思います。

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